【no.150】可変乗り物型AIロボット「CanguRo(カングーロ)」 千葉工大が開発

可変乗り物型AIロボット「CanguRo(カングーロ)」 千葉工大が開発

千葉工業大学は4日、乗り物に変形する新型の人工知能(AI)ロボットを開発したと発表した。ロボットのときは人間の後についてきて買い物を手伝ったり、乗り物のときは自ら姿勢を傾けて旋回をサポートする。さらに改良研究を重ねて企業と共同で実用化を目指す。

同大未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長は「かつて人間のパートナーであり、乗り物だった馬を目指した。AI時代のイノベーティブな乗り物に進化させたい」と話している。

新型ロボットの名称は「CanguRo(カングーロ)」で、デザイナーの山中俊治氏と共同開発した。全長はロボットモードが550ミリメートル、乗り物モードが750ミリメートルで重さは64キロ。最高時速は10キロ。

ロボットモードでは空間の中で自分の現在位置を把握する「SLAM」と呼ぶ技術を活用し、指定した場所に自動で迎えにいく機能も搭載した。乗り物モードでは、旋回の際に人間の体幹移動に合わせてボディーを傾けることができる。古田氏は「あたかもスキーでスラロームを滑るような感覚が味わえる」と話す。

今後、会話機能やシーンに応じて自動的にモードを切り替える機能などを盛り込む計画だ。

自力で買い物に行くのが難しい高齢者の方にとって頼もしい乗り物になりそうですね。こういう物がもっと普及していく時代になっていくのでしょうか。

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