【no.272】AIで”家電ごとの電気の使い方見える化技術” – 三菱電機

AIで”家電ごとの電気の使い方見える化技術” – 三菱電機

三菱電機は、同社のAI技術Maisart(マイサート/Mitsubishi Electric’s AI creates the State-of-the-ART in technology)を用いた”家電ごとの電気の使い方見える化技術”を開発したことを29日、発表した。

今回同社が発表したAI活用の技術は、新たな計測器を取り付けずにスマートメーターで計測した住宅全体の電力使用量から、家電ごとの電力使用量を推定するもので、電流センサなどの計測器を使う方法と比べ蓄積データ量が1%以下に抑制できるとしている。

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  • 「家電ごとの電気の使い方見える化技術」の概要(同社資料より)

    「家電ごとの電気の使い方見える化技術」の概要(同社資料より)

三菱電機公式Webサイト内 研究開発・技術<a href="http://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/randd/maisart/" target="_blank">「Maisart」</a>

三菱電機公式Webサイト内 研究開発・技術「Maisart」

三菱電機が取り組むAI「Maisart」(公式ページ内Maisart紹介サイト)は、キッチン家電や生活家電から住宅設備、映像機器、カーエレクトロニクスまで多くのジャンルの製品を手がける同社の知見をベースに、ニューラルネットワークにおけるノードへの枝のコンパクト化、事前学習の試行回数の低減、センサーデータの分類抽出などに力を入れている。

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2018年夏に東北電力がIoTやAI、ロボットなど新サービス開発のための「よりそうスマートプロジェクト」(ニュースリリース)では、モニター募集したユーザーを対象に家電別の電気使用量を推定し、メールやLINEで家電の使い方をアドバイスする試みを行っている。電気を使う魅力的な製品がいつのまにか矢継早に発売される時代だが、電気料金はできるだけ賢く、スマートに抑えたいというのは誰しもが思うところだ。