【no.447】AIは次のステージへ 解決力を問う世界的コンテストでドコモのチームが優勝

AIは次のステージへ 解決力を問う世界的コンテストでドコモのチームが優勝

第3次AIブームが続いている。人手を介さず過去のパターンや行動履歴、画像などのビッグデータをもとに機械的に判別する仕組みを「AI」と定義すると、AIは随分前から導入されていたが、精度向上や処理の高速化が進み、AIの効果が目に見えるようになってきたことから、マーケティング用語として独り歩きし始めた。

国内のAI企業というと、企業カンファレンスや決算発表会で、大々的にAIへの注力をアピールしているソフトバンクやLINE、メルカリなどが真っ先に思い浮かぶ人が多いはず。同じ通信や生活密着サービスを提供するNTTドコモも、やはりAIに取り組み、キャラクターがガイドするAIエージェントサービス「my daiz」などの個人向けから、人工知能を活用したタクシー乗車需要予測サービス「AIタクシー」といった法人向けまで、すでに多くAIを活用したサービスを提供している。

10月11日には、簡単な質問への回答とドコモの契約情報などをもとに、AIがおすすめの保険(損害保険)を提案する「AIほけん」、my daizの新機能として、ルートを音声で細かく案内する「音声ナビゲーション機能」を発表。また、横浜MaaSとして、街の新しい移動手段「AI運行バス」の実証実験を行うなど、「協創」を掲げ、複数のパートナー企業・自治体とコラボレーションするドコモは、むしろ他社よりも先行している印象だ。