【no.477】東京大学とソフトバンク、AIの共同研究で合意。「Beyond AI 研究所」が2020年稼働

東京大学とソフトバンク、AIの共同研究で合意。「Beyond AI 研究所」が2020年稼働

東京大学とソフトバンクは、次世代のAI研究に取り組む「Beyond AI 研究所」を設立すると発表しました。

「Beyond AI 研究所」は、AI(人工知能)関連の技術の広範な研究を行う組織。構想では研究成果を企業と大学のジョイントベンチャーを通じて実社会に投入する仕組みも含まれており、その収益をソフトバンクなどの企業と研究所側で分配。研究所は収益を新たな技術開発に投資するとしています。

ソフトバンク東大

研究拠点は東京大学の本郷キャンパスとソフトバンクの竹芝新オフィスの2カ所に設置。両拠点は学術向けネットワークSINETで接続し、拠点間の通信をサポートします。稼働開始は本郷拠点が2020年春ごろ、竹芝拠点が2020年冬頃となる見込みです。

AI研究所

AIと呼ばれる計算技術は多くの分野で活用の可能性がありますが、ソフトバンクではその活用例として、量子物理学などの学術分野や先端医療システムなどへの活用や、MaaS(移動の最適化)や都市開発といった新しい社会インフラへの応用を挙げています。