【no.79】古典の翻訳作業を20年以上短縮、「文化保存」でもAIが活躍

古典の翻訳作業を20年以上短縮、「文化保存」でもAIが活躍

歴史や文化を保存・伝達するプロジェクトにも、人工知能が導入され始めている。

韓国ではAIが「古典翻訳」に用いられている動きがあり、韓国古典翻訳院が、
AIを使った「古典文献自動翻訳システム」を構築している。
政府の正式な産業振興策のひとつとして国の予算も割り当てられているそう。

韓国には朝鮮王朝時代最大の機密記録「承政院日記」という古典があるが、今後、同システムによってその全巻が翻訳される見通し。
実はこの「承政院日記全巻翻訳プロジェクト」は、いまからさかのぼること約20年前、1994年に開始されているのだが、完了は2062年と予想されていた。
なにしろその文献の量が膨大で、全体で3200冊以上にものぼるからだ。
ただ自動翻訳システムが構築されれば、完了が2035年にまで短縮されると予想されている。年数にして約27年の削減である。

大量のデータ処理によって大幅な時間削減が出来るようになるかもしれないようですね。
次回の更新も楽しみにして頂けますと幸いです!