【no.516】近年話題のエッジAIとは? クラウドAIとの違い・メリットから有名企業の導入事例・開発事例までとことん紹介

近年話題のエッジAIとは? クラウドAIとの違い・メリットから有名企業の導入事例・開発事例までとことん紹介

劇的に増えるIoTデバイス

SoftbankWorld 2018(2018年)で、ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫正義氏は、「2035年までには1兆個を超えるIoTデバイスが私たちの身の回りに溢れる」と話しています。

撮影:AINOW編集部 SoftbankWorld 2018 基調講演にて

DC Japanによると2018年時点でも、日本のIoTの市場規模は6兆円にまで成長しており、これから、さらにIoTデバイスの普及が進んでいくと予想されます。

IoT:Internet of Thingsの略。さまざまな「デバイス」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。近年では、スマートスピーカーやスマートフォンと連携したスマート家電なども普及が進んでいる

また近年、エッジAIが世界的に注目・開発されるようになった理由はIoTの成長によるものだけに限りません。エッジAIの研究開発を行う「AISing」の代表取締役CEOの出澤純一氏によると、

  • 自動運転車や、第4次産業革命に伴う工場の自動化の推進が世界で注目を集めており、その実現にエッジAIが不可欠であること
  • 技術の進化によってこれまでエッジAIの導入には不十分であった計算環境が整ってきたことで、具体的な実装化が進んでいること

といったことがエッジAIが注目される要因となっているそうです。

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上記のようなハードウェアを通したデータ収集が非常に盛んになる昨今において、エッジAIはどのような役割を担っていくのでしょうか。