近年話題のエッジAIとは? クラウドAIとの違い・メリットから有名企業の導入事例・開発事例までとことん紹介
劇的に増えるIoTデバイス
SoftbankWorld 2018(2018年)で、ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫正義氏は、「2035年までには1兆個を超えるIoTデバイスが私たちの身の回りに溢れる」と話しています。
DC Japanによると2018年時点でも、日本のIoTの市場規模は6兆円にまで成長しており、これから、さらにIoTデバイスの普及が進んでいくと予想されます。
IoT:Internet of Thingsの略。さまざまな「デバイス」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。近年では、スマートスピーカーやスマートフォンと連携したスマート家電なども普及が進んでいる
また近年、エッジAIが世界的に注目・開発されるようになった理由はIoTの成長によるものだけに限りません。エッジAIの研究開発を行う「AISing」の代表取締役CEOの出澤純一氏によると、
- 自動運転車や、第4次産業革命に伴う工場の自動化の推進が世界で注目を集めており、その実現にエッジAIが不可欠であること
- 技術の進化によってこれまでエッジAIの導入には不十分であった計算環境が整ってきたことで、具体的な実装化が進んでいること
といったことがエッジAIが注目される要因となっているそうです。
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AI専門ニュースメディア AINOW
ゼロから解説! 2019年のAI技術の前進に不可欠な“エッジAI”とは?
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上記のようなハードウェアを通したデータ収集が非常に盛んになる昨今において、エッジAIはどのような役割を担っていくのでしょうか。