【no.519】2000億円の損失をもたらす不在配送をAIでゼロへ

2000億円の損失をもたらす不在配送をAIでゼロへ

 

日本の運送業界が泣いています。宅配における再配送の割合は約20%にのぼり、走行距離の25%、年に約2000億円にのぼる損失を生み出しています。

ECサイトが急激に発達し、あらゆるものが簡単にWebで買えるようになった今、さらに増加すると予想されます。一方、物流業界では、現状で既にドライバー不足という課題が存在しており、今後、物流業界が破綻せずに利用者が今と同じサービスを受け続けるためには、宅配物をいかに効率的に配送するかが鍵になっています。

今回取材を行ったのは、AIのプロジェクトを企画から一気通貫で手掛ける株式会社日本データサイエンス研究所(以下、JDSC)。同社は普及が進む電力メーターから得られるデータを活用して不在宅をAIで予測し、不在配送を減らす取り組みを行っています。

今回はこのプロジェクトの陣頭指揮を執る株式会社日本データサイエンス研究所の大杉慎平氏にインタビューを行いました。