DCON2019に出場の高専生が「株式会社三豊AI開発」を起業 AIを活用した電線点検サービスシステムを提供
日本ディープラーニング協会は高専生が日頃培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用して企業の評価額を競うコンテスト「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2019」(以下、DCON2019)の出場者である武智大河氏(所属:香川高等専門学校 三崎・岩本研究室)が株式会社三豊AI開発を起業。2020年8月19日(水)に登記を行ったことを発表した。
DCON2019での経験が起業のきっかけ
武智氏は昨年、ディープラーニングを活用した「AI送電線点検システム」でDCON2019本選に出場。結果として、企業評価額3億円/投資総額3,000万円と、出場チーム中2番目のバリュエーションを獲得。その後も研究を続け、今回の起業に繋がっている。
三豊AI開発では「AIを活用した電線点検サービスシステムの提供」を予定。同システムは送電線上を走行するロボットが外観映像を撮影し、映像からディープラーニングを活用して送電線の損傷を自動検出する。従来の確認作業に掛かっていたコストを削減するほか、検査品質の確保や確認作業の効率化を目指す。なお、送電線上を走行するロボットの製造・運用はテクノ・サクセス株式会社が行う。