【no.444】防犯カメラが来店客の情報を分析 AI技術で高速検索

防犯カメラが来店客の情報を分析 AI技術で高速検索

オンラインに負けない実店舗へ、防犯カメラが小売店を変える。

人の手や顔の動き、さらには視線の動きに合わせて、自在に動く画面上の線や枠。

テーブル上のペットボトルや、手に持ったスマートフォンなども、正確に認識している。

この映像の正体は…。

監視カメラのAI(人工知能)システムでは、消費者の手の動きや、視線の細かい分析をすることができる。

AI搭載カメラの開発を手掛けるベンチャー企業が17日に発表した、「AI Search」というシステム。

小売店の防犯カメラの映像から、来店客の行動や年齢、性別などの属性。

さらには、購入した商品などの情報を、AIが高速で検索、分析することができるという。

いわば、防犯と顧客情報の分析を兼ね備えた、一挙両得なAIシステム。

アースアイズ・山内三郎代表取締役は、「売れ筋とかPOSデータってどこまで行っても過去のデータなので、1週間後に何が売れたのかわかっても、あまり意味がない。でも、これは、今のことが次の日にわかって、人の出入りと何が売れてるのかというのをデータで把握することができるので、非常に有意義だと考えている」と述べた。

この「AI Search」、11月から提供が開始される予定。